借金の返済における利息と総返済額

1 借金は、借りた金額以上を返済する

当たり前のことですが、借金は100万円借りたら100万円返せば終わりではありません。

それでは、当然貸す側には何のメリットもなく、貸金業者側の従業員の給料もオフィスの賃料も何も払えなくなってしまいます。

そのため、借金をしたら、借りた金額以上を返済し、その差額を利益として貸金業者は運営しています。

借金をしたら、利息、手数料、遅延損害金など様々なお金が上乗せされていきます。

一口に借金と言っても、消費者金融やクレジットカードのリボ払いなど、借金の種類は色々ありますが、基本的にはこういったものが上乗せされます。

2 リボ払いは危険?

「リボ払いは危険」という言説は、昨今はSNS上では当たり前になってきているように思います。

では、「何が危険か」というと、これを説明するのは意外と難しいです。

リボ払いは、「借金をいくら借りても/クレジットカードでいくら使っても、毎月の支払額が一緒」になる仕組みです。

例)

① 5月に引越しで、テレビ20万円、冷蔵庫10万円、洗濯機15万円を買って合計45万円使っても、翌月の支払は3万円

② 6月に海外旅行に行って100万円つかっても、翌月の支払は3万円

これのどこが問題かというと、要は返済しても借金がほぼ減らないことです。

45万円の借金に18%/年の利息が付くと、1か月で6750円(45万円×18%/年÷12か月)発生するため、3万円返しても、6750円が利息で2万3250円が返済に回ります。

そして、翌月は100万円使うので、借金は142万6750円になります。

142万6750円の借金に15%/年の利息が付くと、1か月で1万7834円(142万6750円×15%/年÷12か月)発生するため、3万円返しても、円が利息で1万2166円が返済に回ります。

このように、「毎月3万円払えてるから大丈夫」と思っていたら、気が付いたら巨額の借金が溜まっていることになるのです。

3 300万円を10年間で利息15%で支払うシミュレーション

300万円を利息15%支払ながら10年間で返済するとします。

EXCELを組んでシミュレーションすると、毎月4万8500円はらって、総返済額は約562万円になります。

(EXCELは、私が自分で頑張って組みました。)

10年かかるうえに、ほぼ倍の金額を払うことになるのです。

これを更に借金を繰り返しながらとなると、いつまで経っても借金が減らないのです。

4 利息10%でも御の字

任意整理をすると、利息を減額できる場合が多いです。

利息カットで0%になることも珍しくないですが、新生フィナンシャルやアイフルだと、利息10%までしか減らせないことも珍しくありません。

15%が10%に減るだけ、と聞くと対して効果が無いように思えますが、実は、5%でもかなり変わります。

毎月3万9700円はらって、総返済額は約468万円になります。

つまり、15%が10%に減るだけで総返済額は100万円以上減るのです。

(ちなみに利息が5%まで減ると、総返済額は約380万円になり、180万円以上減ることになります。)